厳選された地元の食材で
風光明媚な葉山の四季を味わう。

一年を通して風光明媚と謳われる葉山の景色。四季の移ろいとともに変化するのは、食材の味わいも同じです。食材に応じて旬を見極めることで引き出せる素材の味は、その時にしか味わえないもの。五感が研ぎ澄まされていくような味わいをどうぞご堪能ください。

風光明媚(ふうこうめいび) ・・・ 山や川など、自然の景色が清らかで美しく、素晴らしく眺めの良いことを指す四字熟語。「風光」は、自然の景色・風景を表し、「明媚」は、景色が清らかで美しいことを表しています。

葉山でとれた
厳選食材の味を生かして。
味わうほどに
発見のある料理を。

SCAPES THE SUITEでは葉山牛や三浦野菜など、契約農家の皆さんから毎朝直送された地産食材を使用しています。また、一つの食材でも味わい方は様々。生、茹で、焼きといった調理法によって食材に宿っているポテンシャルを引き出す料理をお届けします。一口味わうごとに自分の感覚が澄んでいく。そんな体験と共に、ただ「美味しい」で終わらない、気付きに満ちたひとときをお過ごしください。

四季折々の葉山の
美しさを表現した料理。

一年を通して変化する葉山の景色を39色の色彩で表現。月ごとに割り振られたイメージカラーを元にしたコース料理をご提供しています。旬の食材を通して葉山の四季を味わいながら、葉山の美しい彩りもお愉しみいただけます。

地産地消

食材の持つ魅力だけでなく、
生産者の想いまで届ける料理を。

食材を選ぶ際に大切にしているのは、シェフ自ら生産者の元を訪れること。
生産者の皆さんがどんな想いで食物に向き合い、育て、出荷しているのか。
その想いを汲み取った上で、食材の魅力がお客様に100%伝わる調理法を追求する。
それこそがお客様に葉山を味わっていただくための第一歩だと私たちは考えています。

PRODUCER’S VOICE

生産者のご紹介

「葉山産の食材の魅力を多くの人に届けたい」というSCAPES THE SUITEの想いに賛同いただいている生産者の皆さんをご紹介します。

茶匠 | 和田 政英

葉山町長柄にある日本茶専門店「日の出園」。“香り”と“旨味”と”爽やかな渋み”の調和に重きをおいて、唯一無二のお茶づくりを心がけています。
芳しい香りが広がるほうじ茶は、日本茶インストラクターの資格を持つ和田さんが、厳選した茶葉を店頭の「ほうじ機」で自家焙煎して作った一品。昔ながらの製法にこだわりひと手間をかけるため、一度に作れる量が10キロ程度に限られた貴重なほうじ茶です。また、葉山での土地の繋がりをいかし、近年生産が減っていた葉山生姜の生産を復活させる活動もされています。葉山町長柄は古くから生姜の名産地で、粘土質な土壌で育った生姜はキメ細やかで香りも良いもの。日の出園ではその葉山生姜をブレンドした和紅茶で、葉山生姜の魅力を広めています。

焙煎士 | 乾 智彦

森戸海岸まで徒歩1分の場所に店を構える「Inuit coffee roaster」。店主の乾さんは、唯一の国際基準コーヒー鑑定資格「CQI認定Qグレーダー」の資格を持つ、日本で300人しかいないと言われるスペシャルティーコーヒーのプロ。喫茶店文化からコーヒーを慣れ親しんだからこそ、“深煎りを極めたい”という想いがあります。『自宅でも美味しいコーヒーを楽しんで頂くこと。それが毎日の暮らしに彩りを与えること。そのお手伝いができるショップ』を目指し、毎日飲めるスタンダードなコーヒーを、無難ではなく最高を目指して日々作っています。

牧場主 | 石井 裕一

神奈川ブランドの「葉山牛」と同じ環境で育った石井ファームオリジナルのブランド牛「葉山石井牛」。無菌状態のおがくずで清潔な牛舎で育つ牛には、鼻輪をかけず、角を切らず、ストレスを極力与えないようにしています。また薪釜で炊いた米におから、穀物、酒粕など十種類以上をブレンドしたエサ「エコフィード」で牛の腸内環境を整えながら育てています。石井ファームで育てられている牛は全てメス牛たちです。メス牛は脂がキメの細かくサラッとしているのが特徴。石井さん曰く「ただ脂身が多い〝さし〟が入った肉質よりも脂身と赤身のバランスのよい肉質の方が本来の牛肉の旨みを感じられる」と考えており、牛の体調に合わせエサの配合や量を調整する程のこだわりを持って育てられています。

野菜農家 | 日野 英司

三浦半島の海を臨み、潮風を受ける丘上に位置する畑で育つ三浦野菜。土づくりから何度も見直し、使う肥料を鶏糞などの天然肥料にすることで育つ野菜も病気になりづらく、また土に含まれる微量栄養素やpHの調整など科学的な観点からもアプローチをしており、以前より元気でとても状態のいいものになってきたそう。育てる野菜の色合いやその大きさも、とても目を引きます。「野菜を収穫してからお客様の食卓に並ぶまでの早さをとても大切にしている」と語る日野さん。三浦大根はその代表格ですが、季節ごとにこだわりの詰まった美味しい野菜を育て、私たちのもとに届けてくれています。

蔵元 | 橋場 春菜

江戸・安政4年(西暦1857年)創業、神奈川海老名にある「泉橋酒造」。現在は6代目である橋場友一氏が率いています。5代目の時代に、酒造りのための米「山田錦」の栽培から手掛けるようになり、27年が経ちました。最初は手探りで始めた酒造りですが、徐々に"米作りからやるべき"という確信へと変わっていったそうです。「ここだからいいお米が作れる」という地元への驕りがあるわけではなく、酒造りのための「いいお米」を手の届くところで自分たちで作っていくことが大事と考えており、酒蔵の前には山田錦の美しい稲田が広がります。今、7代目 橋場春菜氏が家業を担うための修行を始めており、泉橋酒造の歩みは確かな未来へと続いています。